ホルンオヤジのクラシックミディ
Classic midi by horn_oyaji


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Bruckner

ブルックナー研究

このページは、管理人がDTMを利用したブルックナーの楽曲研究の過程を書き綴ったものです。
同一の条件で作成したmidi(MP3)によって版や稿による相違点を明確にすることを目指します。
なお、当該データの公開先は こちらです。


交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」 WAB104

稿 1874年稿
Mus.Hs.6082
1878年稿
民衆の祭フィナーレ
Mus.Hs.3177 vol.3
1878/80年稿
Mus.Hs.19.476
1888年稿
Leipzig: Ernst Eulenburg
1楽章 630小節
2019.07.01 UP!
24.2MB
- 573小節
2019.09.05 UP!
22.0MB
573小節
2楽章 246小節 - 247小節 247小節
3楽章 S:336小節
T:132小節
S:336小節
C:26小節
- S:259小節
T:54小節
S:259小節
S:255小節
T:54小節
S:191小節
4楽章 616小節 477小節 541小節 507小節

交響曲4番は、1874年に完成します。その後1878年に3楽章以外を大幅に改定し、3楽章は新たに別の曲(狩のスケルツォ)を作曲します。
1880年には終楽章をさらに改訂したため、1878年稿は終楽章だけが残され、「民衆の祭り」フィナーレと呼ばれていますが、ほとんど演奏される機会はありません。 そして、1878年の1~3楽章と1880年の終楽章を組み合わせて1878/80年稿が現在最もよく演奏されている版として定着しています。
同じ1878/80年稿でもハース版とノーヴァク版には多少の違いがあります。 具体的には、3楽章の中間部において、ハース版ではOboeとClarinetがメロディーを奏しますが、ノーヴァク版ではFluteとClarinetが奏します。 また、終楽章のエンディングで、ハース版は、第1楽章の冒頭主題のリズムをTromboneとTubaが奏しますが、 ノーヴァク版では、第3、第4ホルンが冒頭主題を明確な形で奏し、Trumpet、Trombone、Tubaがそのリズムを補強します。
さらに1888年に弟子のレーヴェが改定した稿は多くのカットやオーケストレーションの変更が施されています。
ここでは、まず1874年稿を自筆譜Mus.Hs.6082のコピー及びノーヴァク版を用いてmidi化し、MP3ファイルをUPします。(2019.02.16)

追記 ハース版は1936年版と1944版の2つの版があることが判りました。
1944年版では前記のとおりスケルツォの中間部の主題はOboeとClarinetがメロディーを奏しますが、
1936年版ではノーヴァク版と同様FluteとClarinetが奏します。 (2019.05.24)(2019.06.5一部修正)

※3楽章の、Sは「スケルツォ」、Tは「トリオ」、Cは「コーダ」です。

当該データの公開先は こちらです。


交響曲第5番 変ロ長調 WAB105

稿 原典版(ノーヴァク版) シャルク改訂版
1楽章 511小節
2018.05.16~UP!
23.4MB
512小節
2018.05.16~UP!
23.4MB
2楽章 211小節
2018.06.27~UP!
21.0MB
211小節
2018.06.27~UP!
21.1MB
3楽章 S:382小節
T:148小節
2018.08.30~UP!
15.0MB
S:384小節
T:148小節
2018.09.01~UP!
15.1MB
4楽章 635小節
2018.12.09~UP!
27.7MB
512小節
2019.2.1~UP!
22.5MB

交響曲第5番は1876年に一旦完成しますが、ブルックナーは1878年に自筆の原稿「Mus.Hs.19.477」に直接改定を加えました。
このため当初の形での楽譜は残っていません。また、ハース版とノーヴァク版には誤植の修正程度の差異しかありません。
これは、両者とも1878年の自筆原稿を元に校訂を行ったからです。
しかし、この曲の最初に出版された楽譜は、弟子のシャルクによる大幅な改訂(オーケストレーションの変更及びカット)が施されたものでした。
この楽譜を「シャルク改訂版」といいます。
そこで、交響曲第5番のノーヴァク版とシャルク改訂版を同じ環境でDTM作品(MP3)を作り、聴き比べできるようにします。
以下にノーヴァク版とシャルク改訂版のMP3をUPし、併せて、楽章ごとの小節数を示します。
@参考文献:金子建志著「こだわり派のための名曲徹底分析 ブルックナーの交響曲」

※3楽章の、Sは「スケルツォ」、Tは「トリオ」です。

第1楽章がシャルク改訂版が1小節多いのは、曲の最後に全楽器が全休符の1小節が追加されているためで、実質同じです。
第3楽章の2小節の差については、こちらをご覧下さい。
第4楽章は大幅にカットされていることが良く分かります。
第4楽章の原典版とシャルク改訂版のの差については、こちらをご覧下さい。

当該データの公開先は こちらです。